まさかの8連敗…
今年のチームスローガンでもある「もう1頂!」を目指す福岡ソフトバンク。昨年は94勝(49敗)を挙げ、2位・埼玉西武に13.5ゲーム差をつける圧倒的な強さでリーグ優勝を飾った。
今年も多くのプロ野球解説者が、順位予想で1位に挙げるリーグ優勝筆頭候補だ。そんな福岡ソフトバンクだが、オープン戦はどうも調子が上がらない。
3月6日の埼玉西武戦から引き分けを挟んで8連敗を喫した。その間に福岡ソフトバンクが奪った得点は、1点、2点、3点、1点、7点、5点、2点、3点、6点と、思うような攻撃ができていない印象だ。
3月13日の巨人戦では、打たれたのは育成の野澤佑斗投手とはいえ、4点リードの8回に一挙5点を奪われて逆転負けを喫した。選手の期間を試すオープン戦といえども、「らしくない」負け方だった。
現在福岡ソフトバンクはオープン戦、12球団中11位と苦戦を強いられている。
最近10年のオープン戦成績
オープン戦、2勝8敗1分で11位の福岡ソフトバンクではあるが、最近10年のオープン戦の成績はどうだったのだろうか…。
この10年を見ると全ての年で勝ち越し、3度(2009年、2014年、2015年)オープン戦に1位となっており、2014年と2015年は、リーグ優勝・日本一に輝いた。
ちなみに福岡ソフトバンクのオープン戦負け越しとなると、「第1回ワールドベースボールクラシック(WBC)」が開催された2006年まで遡る。2007年以降はオープン戦の負け越しもなければ、2桁順位の経験もない。
オープン戦はあくまで主力戦選手の調整、開幕一軍を目指す若手選手のアピールの場であり、勝敗を度外視する部分もある。昨年の王者・福岡ソフトバンクは開幕に向けて、残りの試合でどのような戦いを見せるか、注目だ。
福岡ソフトバンク、最近10年間のオープン戦成績
2008年 3位 10勝7敗2分
2009年 1位 15勝7敗2分
2010年 2位 7勝4敗2分
2011年 2位 8勝3敗2分
2012年 4位 10勝7敗1分
2013年 3位 11勝7敗2分
2014年 1位 15勝2敗2分
2015年 1位 11勝5敗1分
2016年 3位 8勝4敗3分
2017年 2位 10勝5敗3分
記事提供: