勝ち越し二塁打で勝利に導くも…高橋純と周東の若鷹2人を称賛
■福岡ソフトバンク 5-4 埼玉西武(18日・ヤフオクドーム)
18日の埼玉西武戦の7回裏、同点とした直後に福岡ソフトバンクの明石健志内野手が殊勲の勝ち越し二塁打を放った。
お立ち台の後の囲み取材。明石は、自分のことよりも先に同点劇を演出した2人の若鷹の活躍に触れた。
「(高橋)純平が3人でリズム良く抑えてくれたんでね。(15日のサヨナラ負けで)辛い思いもしているし、いろんな考えを持っていいピッチングをしてくれたから、打撃でもいい流れがきたと思います。周東(佑京)もあれだけ牽制もらってスタートも良かった。ほんと佑京先生ですね」
その後、勝ち越し打の場面について「今日は低めを振っていたので、ゾーンを上げました。フォークボールだったので、引っかかっていいところに飛んでくれました」と振り返ると「(埼玉西武の)勝ちパターンから打てたことは大きいですね。昨日は負けていたので今日は何としても勝ちたいというのがチーム全体にもありました」と続けた。そして「チームはいい感じで攻撃していたんですけど、僕がストップしていたので」と第3打席までの凡退について自虐的に語ることも忘れなかった。
17日は大敗の中で意地を見せる3ラン。試合後「嫁の誕生日なんで」と語っていた明石は「今日は誰の誕生日でもないです。嫁の誕生日の次の日」と笑いながら、報道陣へのお願いを口にした。
「昨日のホームランボールがまだ戻ってないんですよね。できれば返してほしい。お礼はちゃんとしますから。そう書いといてください」
愛妻思いのベテランの手元に無事に記念のボールが戻ることを願いたい。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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