北海道日本ハムとの直接対決に3連勝し、チームの連勝は4に伸びる
■福岡ソフトバンク 6-3 北海道日本ハム(12日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクは12日、本拠地ヤフオクドームでの北海道日本ハム戦に6-3で勝利し直接対決に3連勝した。先発の和田毅投手が5回1失点。打ってはアルフレド・デスパイネ外野手が2本塁打で5打点の活躍を見せ、チームの連勝も4に伸ばした。
和田が初回3者連続三振で上々の立ち上がりを見せると、その裏に内川のタイムリーとデスパイネの28号2ランで3点を先制した。その後、打線の勢いは止まったが、8回にデスパイネがこの日2本目の本塁打となる29号3ランを放って北海道日本ハムを突き放した。
和田は5回1失点で3勝目を挙げたが、光ったのは甲斐野央の見事な火消しだった。7回、1死二、三塁という一打同点のピンチで登板すると、大田と近藤を連続三振。北海道日本ハムに傾きかけた流れを見事に止めてみせた。
工藤公康監督は、まず初回の和田の3連続奪三振に触れ「3週間投げていないにもかかわらず、素晴らしい立ち上がり。あれが裏の3点につながったと思います」とコメント。さらに「久しぶりだったので5回で、と思っていました。球数的にもいいところで終わってくれましたね。(内容は)良かったと思いますよ。3週間投げていなくてあれだけやれるのは、まさに経験のなせる業だと思います」と称賛した。
また、初回に2ラン、8回に3ランを放って5打点を挙げたデスパイネには「さすが4番の仕事。1打席目の逆方向は素晴らしかったし、最後も点が欲しいところで打ってくれました」と最敬礼。この日の試合のポイントとなった7回の甲斐野の起用に関しては「三振が取れるというのもありますが、彼の力のあるボールであれば凌いでくれると思いました」と語っていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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