浅村栄斗が2安打4打点大活躍! 楽天が5時間を超える延長戦を制し3位に浮上

パ・リーグ インサイト

2019.8.8(木) 23:04

東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月8日、県営大宮球場で行われた埼玉西武と楽天の第14回戦は延長戦の末、11対7で楽天が勝利。同点で迎えた11回表に無安打で4点を挙げ、カード勝ち越しを飾った。

 楽天は初回、埼玉西武の先発・松本航投手から1番・茂木栄五郎選手、2番・島内宏明選手が出塁して1,2塁とすると、5番・銀次選手がライト線へ二塁打を放ち、2点を先制した。さらに3回表、浅村栄斗選手が高めの直球を叩くと、打球はライトスタンドに飛び込む25号ソロに。その後2,3塁から6番・和田恋選手にも適時打が飛び出し、5対0とリードを広げる。

 一方の埼玉西武は3回裏に反撃。1死1塁から24歳の誕生日を迎えた森友哉選手が楽天の先発・美馬学投手の直球を捉え、15号2ランを放ち、スコアを5対2に。5回裏には、1死1,3塁から6番・中村剛也選手がフェンス直撃の二塁打を放ち、1人が生還。内野ゴロの間にも1点を追加し5対4と1点差に詰め寄った。

 6回表に楽天が1点を加え、2点差で迎えた7回裏、埼玉西武の攻撃。2死1塁から、7番・木村文紀選手が、楽天4番手のハーマン投手の直球を高々と打ち上げると、打球はそのままレフトスタンドへ。5号2ランで試合を振り出しに戻した。9回は、埼玉西武・増田達至投手、楽天・松井裕樹投手の守護神がそれぞれ無失点で抑え、試合は延長戦へ。

 楽天は10回表、1死満塁の絶好機で打席には、この試合で本塁打を放っている浅村選手。2球目の直球を打ち返すと、センターに上がった打球は犠飛となり、6対5と勝ち越しに成功した。

 後がない埼玉西武は10回裏、前打席で同点2ランの木村選手が、楽天の7番手・久保裕也投手の投じた直球をバックスクリーンに弾き返し、2打席連続の6号ソロ。土壇場で7対7とした。

 追いつかれた楽天は11回表、埼玉西武の7番手・マーティン投手から無死1,2塁とし、渡邊佳明選手が犠打。これが敵失を誘い、思わぬ形で1点を勝ち越した。さらに2つの押し出しと犠飛で3点を追加し、試合を決定付けた。11回裏は青山浩二投手が、得点圏に走者を背負いながらも無失点で締め、11対7で試合終了。

 勝利した楽天は、2度も同点に追いつかれたが、相手の隙を逃さず突き放した。打線では浅村栄斗が2安打4打点の活躍を見せた。敗れた埼玉西武は、打線が13安打7得点と奮起したが、中継ぎ陣が踏ん張れず。なお、プロ12年目の中田祥多選手が、6回裏の右前打でプロ初安打を記録した。

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