2回に左翼へ先制弾で一挙7点の猛攻を仕掛ける
ベーブ・ルース氏以来のメジャー“二刀流"挑戦で注目を浴び続けているエンゼルス大谷翔平選手に、敵打者が同情した。
大谷選手は16日(日本時間17日)ロッキーズ戦に登板し、1回1/3を2被弾を含む7安打7失点と炎上。2回先頭で先制ソロ弾を左翼へ運んだデズモンド選手は「みんな調整の真っ最中。不幸にも、彼はそれを世界の目の前でやらなくちゃいけないんだ」と思いやったという。
あまりの注目度の高さに敵打者も、大谷選手の心中を推し量るしかなかったようだ。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のペドロ・モウラ記者のツイートによると、この日先制弾を放ったデズモンド選手は「スプリンゴトレーニングだよ。みんな調整の真っ最中。不幸にも、彼はそれを世界の目の前でやらなくちゃいけないんだ」と話したという。
大谷選手はこの日、初回から最速98マイル(約158キロ)を計時するなど快調に見えたが、2回に突如崩れた。デズモンド選手の先制弾をきっかけに、死球と4連打でさらに3点を失うと、最後はアレナド選手の左翼3点弾でとどめを刺された。
試合後、大谷選手は「1回1回本当に勉強」とこの日の結果を受け止めたが、29日(同30日)の開幕が近づくにつれ、調整具合を心配する外野の声は増えそうだ。
周囲からの注目を気にせず、結果を残すことだけに囚われず、しっかりと足場を固めながらメジャーへの調整を続けていきたい。
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