オープン戦9試合を終え、5勝4敗の埼玉西武。17日は、本拠地でセ・リーグの巨人を迎え撃つ。2日間試合がなく、前回の試合は14日の中日戦。ここでは14日の模様を振り返り、17日の見どころについて挙げていきたい。

【3月16日終了時 オープン戦成績】
埼玉西武→5勝4敗

14日はナゴヤドームに乗り込み、ほとんどの選手にとっては大先輩にあたる松坂投手と相まみえた。先発のエース・菊池投手がわずか1回21球で降板するアクシデントもあったが、スクランブル登板のルーキー・伊藤投手が、3イニングスを投げて1失点と踏ん張り、最終的に森選手の決勝弾で勝利している。

14日に白星を挙げるまでチームは3連敗を喫しており、安打が得点に結び付かない展開が続いていた。しかし30打席連続無安打だった山川選手がオープン戦初アーチを描き、復調の兆しを見せた。

17日に対戦する巨人は、パ・リーグ王者の福岡ソフトバンクに3連勝を決めている。その良い流れのまま向かってくることが予想されるが、主砲のバットともども、埼玉西武打線は本調子を取り戻せるだろうか。

また、2試合以上に登板した投手のうち、髙橋朋投手、増田投手、小石投手、豊田投手が防御率0.00だ。髙橋朋投手と増田投手はさすがだが、小石投手と豊田投手は今シーズンに懸ける並々ならぬ思いが感じられる。この安定感を巨人打線に対しても維持できるか、注目だ。