30日のオリックス戦で2号ソロを含む2安打2打点の活躍
■千葉ロッテ 4-1 オリックス(30日・ZOZOマリン)
千葉ロッテの新外国人、レオネス・マーティン外野手が30日、来日2号ソロを含む2安打2打点の大活躍。出場4試合目にして、早くも2度目となるお立ち台に登場しファンの喝采を浴びた。
26日の入団会見で「この機会を最大限に活かしていきたい」と目を輝かせていた新外国人・マーティン。キューバ出身の31歳は、この日も攻守で躍動した。
3試合連続となる「2番・右翼」でスタメン出場したマーティンは、2打席凡退で迎えた第3打席。カウント2-2からオリックス先発・田嶋が投じた外角へのスライダーをとらえると打球は千葉ロッテファンの埋め尽くす左翼スタンドへ。出場4試合目にして、早くも第2号となるソロアーチで2-0とリードを広げた。
「浮いてきたボールをしっかり自分のポイントでとらえることで出来て良かったです。(田嶋投手は)いいピッチャーだと思いますし、まっすぐもスライダーも良かった。最後はそのスライダーのコースを間違えてしまったのかなと思います」と、自身の2号ソロを振り返った。
さらに7回。この回から登板したエップラーから荻野が右安打で出塁し、再びマーティン。カウント2ボールからど真ん中の直球を強振すると、打球は一塁線を破った。スタートしていた荻野は、一気にホームへ生還。新助っ人のバットから大きな追加点が生まれた。
攻守で活躍を見せるマーティン、幕張の風にも対応「試合を重ねるごとにすごく良くなっていると思います」
「(走ったのは)見えていましたが、投球されたコースが自分が狙っていたところだったので『あれは見逃す手はない』と思って、思いきり引っ張りました」と追加点の場面を振り返ったマーティン。新助っ人の積極的な打撃が、最高の結果へとつながり、チームを勝利に導いた。
井口監督も「初めての投手ばかりの中、しっかり振りながら、合わせて行ってくれている」と、その姿勢と対応力を改めて評価。3点目の適時打については「あの場面はグリーンライト。(荻野の)自分の判断」と、ベンチのサインではなく、荻野が盗塁を狙ったタイミングでの一打だった。
8回には右中間に飛んできた打球をスライディングキャッチで好捕するなど、守備でも魅せたマーティン。「最初はこの球場のこの風でプレーしたことはなかったので、本当に苦労しましたけど、試合を重ねるごとにすごく良くなっていると思います」と、出場4試合で守備にも手応えを感じている。
早くも2度目となったお立ち台では「常に全力プレーを心がけていますし、ユニフォームを着るたびに、千葉ロッテのファンとチームのために勝利に貢献するという気持ちで、これからもどんどんやっていこうと思います」と、頼もしい言葉を発した新助っ人・マーティン。最後は「頑張りマーティン!」のマイクパフォーマンスで締めくくり、スタンドのファンのハートを鷲掴みにしていた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
記事提供: