右手脱臼の鷹・堀内選手が一軍再昇格へ。支配下登録へ小川二軍監督「チャンス」

Full-Count 福谷佑介

2018.3.16(金) 22:34

福岡ソフトバンク・堀内汰門選手【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
福岡ソフトバンク・堀内汰門選手【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

3月6日の埼玉西武戦で右手親指に投球が直撃し、関節脱臼の診断を受けていた

福岡ソフトバンクの堀内汰門捕手が、17日にZOZOマリンスタジアムで行われる千葉ロッテとのオープン戦から、一軍に再合流することになった。

16日にタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタンリーグ開幕戦の阪神戦に「8番捕手」で先発出場。5回まで出場すると、一軍に合流するために東京に向かった。

6日の埼玉西武とのオープン戦で右手親指に投球が直撃。「右手親指IP関節脱臼」と診断されていたが、13日の春季教育リーグのオリックス戦で“スピード復帰"を果たしていた。

この日は、30日のオリックスとの開幕戦で開幕投手に決まっている千賀滉大投手が先発登板。チームの大黒柱とバッテリーを組んだ。2回2死で迎えた第2打席では左前安打も放ち、順調な回復ぶりを示した。

この日のプレーを見た小川一夫二軍監督は「遠回りしたけど、彼にとってはチャンスだからね。予定通り3試合出て、この後(一軍に)合流する。支配下になるチャンスだからね」と話し、回復に太鼓判。

高谷裕亮選手、栗原陵矢選手と捕手に故障者が続出し、一軍経験のある捕手は甲斐拓也選手のみの福岡ソフトバンク。谷川原健太選手、九鬼隆平選手、張本優大選手とともに開幕一軍を狙える位置にいる。

小川二軍監督は「九鬼や谷川原とはプロでの経験の差がある。ボールはしっかり取れるし、九鬼や谷川原はポテンシャルは高いけど、そこには課題がある。堀内は投手目線で見ても、しっかり受けてくれるというのはある」とし、キャッチング、スローイングの技術を評価した。

負傷からわずか10日。育成から這い上がりを目指す堀内選手が、一軍の競争の場に再び挑む。

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