投手陣が乱調。20安打12失点で楽天が阪神に大敗

パ・リーグ インサイト

2018.3.16(金) 17:08

静岡で行われた楽天と阪神のオープン戦。2連敗を喫し、悪い流れを断ち切りたい楽天が勝利を託した先発はエース・則本投手。

ここまで2試合に登板し失点0と、自身2年ぶりの開幕投手に向けて順調な仕上がりを見せており、今日の登板も楽しみである。対する阪神の先発も、開幕投手を務めるメッセンジャー投手だ。

試合序盤は投手戦となった。初回、両先発とも1,2塁に走者を背負うが、要所を締めて無失点に抑える上々の立ち上がり。以降4回までスコアボードに0を刻み続けた。

試合が動きを見せたのは5回表。則本投手は安打と四球で1死1,2塁のピンチを背負うと、2点の先制を許す。直後の5回裏、併殺の間に打線が1点を返すものの、続く6回表にも、ソロと適時打でさらに2点を失う苦しい展開に。最終的には6回9安打5奪三振4失点という内容で、マウンドを降りた。

3点を追う7回表から宋投手がマウンドに上がったが、阪神打線に捕まって8失点と大誤算。何とか一矢を報いたい楽天はその裏、2死満塁から4番・ウィーラー選手の適時二塁打で3点を奪うが、反撃もここまで。

8回表は福山投手、9回表は松井投手が無失点に抑えるさすがの投球を見せたものの、最後の2イニングスで追加点を挙げられず、試合終了。

試合は12対4で阪神が勝利した。楽天は投手陣が20安打12失点と大乱調。課題が残る一戦となった。一方の打線は、オープン戦で苦しんでいたウィーラー選手が2安打3打点、藤田選手も2安打を放つなど、主力の活躍が見られたことは収穫と言えるだろう。

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