6月20日の東京ヤクルト戦以降、1か月超白星のない大竹
■千葉ロッテ – 福岡ソフトバンク(25日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの大竹耕太郎投手が25日、7月初の白星を目指して千葉ロッテ戦に先発する。初回に4失点した前回登板の反省をどう生かすかに注目だ。
シーズン序盤は打線の援護に恵まれなかったものの、ここまで5勝を積み上げてきた大竹だが、7月に入ってからの2試合はまだ白星がない。15日の北海道日本ハム戦では、初回から5安打を許して4点を失い、3敗目を喫し、6月20日の東京ヤクルト戦以降、白星から遠ざかっている。
「長いイニングを投げたいという気持ちがあって、初回から全力でいけなかった」という反省を踏まえ、今回は初回から「1イニングで力を出し切るくらいの気持ちで臨みたい。1人1人、1球1球に集中していく」という。
千葉ロッテ打線は、この2試合で20安打5本塁打と好調を維持している。大竹は「バランスがいいチーム。足も絡めてくるし長打もある。簡単にはいかない。最近はイニングの先頭を出すことが多いので、初回を含めて先頭打者に気をつけていく」と警戒した。
今月末で支配下登録されて1年。「昨年は8月から8試合に投げましたが、今年は開幕から投げて昨年のように簡単にはいかないことを痛感しています。その中でどう投げていくのか。簡単に正解は見つからないので、日々勉強です」と、大竹らしい発言も飛び出した。
トレーニングやコンディションの保ち方で参考にしているのが、同じ左腕で早稲田大の先輩でもある和田毅だ。大竹にとっては憧れの存在だった和田とは「やっとLINEを送れる仲になりました」と笑う。偉大な先輩はリハビリ組に移ったが、LINEで6勝目の報告ができるような力投が望まれる。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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