7月17日、ロッテ浦和球場で行われた千葉ロッテと埼玉西武のイースタン・リーグ公式戦、第12回戦は、6対3で千葉ロッテが勝利を収めている。
千葉ロッテ・ボルシンガー投手、埼玉西武・松本航投手と、一軍さながらの両先発となったこの試合。1回裏、千葉ロッテは加藤翔平選手が完璧に捉えたソロを放って1点を先制。しかし、埼玉西武も2回表に1死1,3塁から内野ゴロの間に3塁走者が生還して同点に追い付く。
その後は両投手が粘りのピッチングを見せ、互いに勝ち越しは許さず。同点で迎えた5回裏、1死1塁から藤原恭大選手が安打で1死1,3塁とすると、藤原選手は盗塁も決めて1死2,3塁とチャンスを拡大。ここで加藤選手が右中間を破る2点適時二塁打を放ち、千葉ロッテが2点の勝ち越しに成功する。
直後の6回表、戸川大輔選手が千葉ロッテの2番手・成田翔投手から豪快なソロを放って埼玉西武が1点差に詰め寄る。だが、千葉ロッテも続く6回裏に茶谷健太選手の適時二塁打で再び2点差に。さらに、7回裏には4番に入った高濱卓也選手が2点適時打を放ち、リードを4点に広げた。
千葉ロッテは7回表を永野将司投手、8回表を鎌田光津希投手がそれぞれ無失点に抑え、9回表は南昌輝投手がマウンドへ。埼玉西武もここで山田遥楓選手がソロ本塁打を放って一矢報いるが、反撃もここまで。千葉ロッテが後半戦初勝利を挙げ、イースタン・リーグ首位の座を守っている。
千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手は序盤から制球に苦しみながらも要所を締め、5回1失点で勝ち投手となった。打線では本塁打を含む2本の長打で合計3打点を挙げた加藤選手、4番として3安打2打点の高濱選手といった面々の活躍が快勝につながっている。
埼玉西武は先発の松本航投手が5回以降に崩れ、6回4失点で敗戦投手に。野手陣は1回から3回まで毎回盗塁を記録して機動力で揺さぶりをかけたが、内野ゴロとソロ本塁打2本の3得点のみと打線がつながりを欠いた。
123456789 計
西 010001001 3
ロ 10002120 X 6
西 ●松本航-廖任磊-粟津凱士
ロ ○ボルシンガー-成田翔-永野将司-鎌田光津希-南昌輝
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文・望月遼太
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