ここ6試合勝ち星なしと、開幕を前に思いがけず苦しい時期を迎えた福岡ソフトバンク。13日から行われている巨人との3連戦も、連敗を喫している。ここでは、3連敗は避けたい15日の試合における見どころを見ていこう。
【3月14日終了時 オープン戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝5敗1分
13、14日と巨人を相手に1点差試合を落としてしまった福岡ソフトバンク。打撃陣は連日の2桁安打(13日→15本、14日→10本)と奮闘しているだけに、2日で14失点と打ち込まれている投手陣に課題が残る。
注目したいのは田中投手、加治屋投手のドラフト1位コンビだ。初の開幕一軍を目指す今季、オープン戦ではともに救援として登板を重ねている。
この3連戦では加治屋投手が初戦に登板し、1イニング3三振を奪う好投を見せた。田中投手は14日にオープン戦初失点を喫したが、それまでは安定感のある投球でチームを勢い付けてきた。チャンスはまだまだ与えられるはず。さらなるアピールを果たすことができるか。
また、15日に先発が予定される中田投手は、前回登板で4回途中2失点と振るわず。ローテーション6番手をめぐる激しい争いを考えれば、結果を求められるマウンドとなるだろう。
この苦境を脱するため、野手陣で期待されるのは上林選手。13日まで打率1割台と不振にあえいでいたが、14日の試合で2安打と復調の兆しを見せた。15日に先発が予定される巨人・菅野投手は球界を代表する右腕であるだけに、その対戦内容がシーズンに向けた試金石になる。
巨人との3連戦を終えれば、関東への遠征に向かうことになる福岡ソフトバンク。地元のファンに勝利を届けるためにも、そろそろ連敗脱出といきたいところだ。
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