初回に先頭打者弾を放つと、次々に快音を響かせる
■セ・リーグ – パ・リーグ(13日・甲子園)
阪神の近本光司外野手が、球宴史上2人目の快挙を達成した。13日、本拠地甲子園球場での「マイナビオールスターゲーム2019」第2戦。初回に先頭打者本塁打を放った近本はその後、二塁打、単打と続けて放つと、5回の第3打席で三塁打を放ち、サイクル安打を達成した。
雨が降る悪コンディションの中で、近本が本拠地のファンを沸かせた。初回、先頭打者として打席に入ると、パ・リーグ先発のオリックス山岡の投じた1ストライクからの2球目、147キロの真っ直ぐを捉えると、打球は逆方向の左中間スタンドに飛び込み、ファンは大歓声となった。
さらに、2回の第2打席では右翼線を破る二塁打を放った近本。3回に回ってきた第3打席でも右前安打を放ち、三塁打を残してサイクル安打に王手をかけた。4打数4安打で迎えた7回の第5打席、パ・リーグの外野はまさかの前進守備を敷いた。
近本の打球は左翼の頭上を超える打球となると、二塁へ。さらに二塁ベースを回ったところで、一度は止まりかけるも、パ・リーグの守備陣も三塁打となるように中継プレーも弱めに行った。これを見た近本は一気に三塁へ。クロスプレーとなったが、源田からの送球を松田宣が取れずに三塁打となり、快挙を達成した。
オールスターでのサイクル安打達成は1992年の東京ヤクルト古田敦也氏以来となる史上2人目の偉業となった。
(Full-Count編集部)
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