脇腹肉離れから3か月「怖さとしっかり付き合っていく」
■福岡ソフトバンク 3-2 埼玉西武(9日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの福田秀平外野手が9日の埼玉西武戦で初回に逆転2ランを放った。自己最多となる8号にも「数字は気にしていない」と淡々と語った。
いきなり1点をリードされた嫌な雰囲気を、福田が一振りで変えてみせた。先頭の牧原が相手エラーで出塁した後、「繋ぐことだけを考えて打席に入った」という福田は、十亀の7球目を振り抜いて右中間のホームランテラスへと打球を運んだ。
昨年の7本を上回るキャリアハイの8号にも「数字は気にしてないです。レギュラーではないので、1日1日、自分ができることをやるという意識はあります」と謙虚に語った。
4月14日には打席で右脇腹を痛め、翌日に登録を抹消された。「あれから3か月弱ですが、今でも針や電気治療でケアしながら繰り返さないように気をつけています。脇腹を故障したことのある選手に聞くと怖さは残るということ。あと1、2か月すれば消えてくれると思いますが、それまでは怖さとしっかり付き合っていくしかない」と口にした。
一時離脱はあったとはいえ、すでに出場は43試合。欠かせない戦力となる中、疲れもあるかという問いかけに「働き盛りなんで大丈夫です」と明るく答えていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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