7月10日に、楽天対オリックスのカード3戦目が楽天生命パーク宮城で行われる。前日の一戦では則本昂大投手の復帰後初勝利で10連敗を脱出した楽天。前半戦締めの一戦に挑む両軍の注目選手を紹介する。
【今季対戦成績】
楽天→6勝7敗1分 オリックス→7勝6敗1分
【楽天】岸孝之投手 7試合2勝3敗 43.2回 46奪三振、防御率3.30
【オリックス】鈴木優投手 今季初登板
楽天の先発投手は岸孝之投手だ。前回登板の7月3日のソフトバンク戦では6回4失点と今季唯一クオリティースタート(QS)を切ることができなかった。防御率1.29と対戦成績の良いオリックス打線相手に好投を披露できるか期待したい。
その岸投手を援護する楽天打線からは、昨日の試合で本塁打を含むマルチ安打を記録した島内宏明選手に注目したい。得点圏打率が3割を越える頼れる3番打者の前に走者をためられるかが、連勝を目指すうえでのカギになりそうだ。
対するオリックスの先発は今季初登板の鈴木優投手。1軍での登板は2016年ぶりとなる右腕は、ウエスタン・リーグ公式戦では35回を投げ、防御率0.77という驚異的な数字を残している。久しぶりの1軍のマウンドで実力を発揮することができるか、若き右腕の躍動に注目だ。
昨日の試合で1点に抑えられたオリックスの注目は、中日からトレードで移籍してきたモヤ選手だ。ここまで打率1割台と新天地への適応に苦労している助っ人の快音が響くか、カード勝ち越しを賭けた一戦での活躍に期待したい。
文・須之内海
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