ニールが6回2安打無失点の好投! 埼玉西武が8得点快勝で一矢を報いる

パ・リーグ インサイト

2019.7.4(木) 21:29

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月4日、札幌ドームにて行われた北海道日本ハム対埼玉西武の第15回戦は、8対2で埼玉西武が勝利。早くも札幌ドームラストゲームを迎えた埼玉西武が8得点で快勝し、連敗を止めた。

 連敗中の埼玉西武が先制点を奪った。3回表、古巣復帰後初登板の北海道日本ハムの先発・吉川光夫投手から1死満塁のチャンスを作る。この絶好機に3番・外崎修汰選手が初球を捉え、右中間への適時三塁打。外崎選手はこの打席を「前の打者の皆さんが粘ってチャンスを作ってくれたので、とにかくランナーをかえすぞという気持ちで打席に入りました。逆らわずに打つことができたと思います」と振り返り、3点の先制にガッツポーズを見せた。

 埼玉西武の先発・ニール投手は動くボールを巧みに操り北海道日本ハム打線を翻弄。6回までで許した走者はヒットでの2人のみ。球数も少なくテンポの良い投球を披露し、6回を80球で無失点に抑え、後続にマウンドを託した。

 北海道日本ハムも先発・吉川投手が2.1回でマウンドを降りたものの、その後はリリーフ陣が踏ん張りを見せる。玉井大翔投手はなおも続く1死1,3塁のピンチを切り抜け、井口和朋投手は2回を完璧に抑えるピッチング。試合は落ち着きを取り戻した。

 次の点はどちらに入るのか、緊張感が続く7回表、埼玉西武がチャンスをつかむ。2者連続の内野安打などで1死満塁とすると、今季満塁時の打率.421を誇る5番・中村剛也選手が走者一掃の適時二塁打。さらに森友哉選手、金子侑司選手にも適時打が生まれ、打者一巡の猛攻で5点を追加した。

 意地を見せたい北海道日本ハムは8回裏、9番・石井一成選手の適時打で1点、さらに9回裏、4番・中田翔選手の適時二塁打で1点を返すが、反撃はこれまで。

 北海道日本ハム対埼玉西武の第15回戦は、8対2で埼玉西武が勝利した。先発のニール投手は6回2安打無失点の快投を見せ、打線もそれに応える理想的な展開となった。敗れた北海道日本ハムは、石井一選手が3安打と気を吐くも、打線がつながらなかった。

文・丹羽海凪

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