松井雅、松井祐、モヤが入団会見、福良GMも期待「うちに欠けているのは長打力」
オリックスは3日、中日からトレードで獲得した松井雅人捕手、松井佑介外野手、並びに金銭トレードで獲得したスティーブン・モヤ外野手の入団会見を行った。
会見の冒頭では福良淳一ゼネラルマネージャー兼編成部長が「今のうちのチームに欠けている部分がマッチしたということで、中日球団にお願いして、今回の補強となりました」と今回のトレードに至った理由を説明。
「伏見のケガと、若月への刺激になる」と福良GMが語った松井雅は「投手の能力や特徴を把握できていない部分がたくさんありますが、そこはしっかり早く把握して、若い投手陣をなんとか引っ張っていきたい」と意気込みを語った。
地元に帰ってきた松井佑は「高校を卒業するまで大阪にいたので懐かしい気持ちもありますが、新天地で新たな気持ちでやっていきたい。若い選手が多い中でも元気で負けないように、お互い切磋琢磨しがならやっていきたい」と語り、福良GM兼編成部長は「うちは左投手に弱い。うちにいないタイプの右打者」と、対左投手への打撃に期待を寄せた。
そして福良GMが「うちに欠けているのは長打力」と力説し、金銭トレードで獲得したモヤは「楽しみと少しの不安、いろんな気持ちが交錯していますが、チームの勝利のために活躍したい。足はそこまで速くはないですが、パワー以外の部分でもチームに貢献したい」と決意を語った。
背番号は松井雅は「33」、松井佑が「56」、そしてモヤは「1」に決定。モヤは「1番をつけることは前日まで知らなかったが、その背番号にあった活躍をして、チームの期待に貢献したいです」と語り、「ユニフォームが本当にかっこいい」と新たに着用するユニフォームを早くも気に入っている様子だった。
現在、パ・リーグ最下位と苦戦が続くオリックス。新たに加わった3選手が後半戦への起爆剤となるか。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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