6月28日18時からメットライフドームで、埼玉西武対オリックスの3連戦・初戦が行われる。埼玉西武は10勝8敗、オリックスは11勝6敗1分とそれぞれ交流戦で好成績を残し、リーグ戦再開に向けて状態を上げてきている。現在3位と6位、さらなる上昇気流に乗っていきたい両チームが激突する一戦の見どころを紹介する。
【今季対戦成績】
埼玉西武→6勝3敗 オリックス→3勝6敗
【埼玉西武】今井達也投手 11試合5勝5敗 70.1回 54奪三振、防御率4.35
【オリックス】山本由伸投手 11試合3勝3敗 77.2回 68奪三振、防御率1.85
埼玉西武の先発は今井投手。6月18日の中日戦では6回2失点と好投し、5月5日以来となる白星を挙げている。発熱で登板を1回飛ばしてから最初のマウンドで自身の連敗を3で止め、勝利数は早くも去年記録した自己最多の5勝に並んだ。リーグ戦再開後の初戦という重要なマウンドを託された21歳の若獅子は、首脳陣の期待に応える快投を見せてくれるか。
埼玉西武では秋山翔吾選手が交流戦で全18試合に出場し、打率.321とさすがのバッティングを見せた。オリックス戦では打率.417とパ・リーグの対戦カードでは最高となる打撃成績を収めており、出塁率は.500と2打席に1回は出塁する計算だ。月間打率.330と好調をキープしている球界屈指の安打製造機の打棒は、浮上を狙うチームにとっても欠かせないものだ。
対するオリックスの先発は山本投手。6月18日の巨人戦では6回3失点と試合を作ったものの勝ち負けはつかず、優れた投球を続けているにもかかわらず勝ち星が伸びない状況が続いている。現在防御率リーグトップの右腕は今季初対戦となる埼玉西武の強力打線を抑え込み、5月28日以来となる今季4勝目を手にできるだろうか。
オリックスでは吉田正尚選手が交流戦期間中に打率.319と調子を取り戻し、最終戦となった24日の東京ヤクルト戦でも2安打1打点と活躍。ロメロ選手の離脱後は再び4番に座り、主砲としての責任を果たしている。埼玉西武戦ではそれぞれ対戦カード別で最多となる4本塁打、打率.355を記録しているだけに、この試合でも豪快な一打に期待がかかる。
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