昨日に続いて行われる、福岡ソフトバンクと千葉ロッテのオープン戦。今日は北九州市民球場での一戦となった。福岡ソフトバンクの先発・武田投手は、前回登板の阪神戦で4回1失点と好投しており、開幕に向けてさらにギアを上げていきたいところ。一方千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手は先週の登板で2イニングスを投げ5失点と打ちこまれた。果たして今日はどのような投球を見せてくれるか。

1回表、武田投手が13球で3者凡退に打ち取り、順調な立ち上がりを見せる。一方、オープン戦初先発となった千葉ロッテ・ボルシンガー投手も同じく13球で1イニングを完璧に抑え、静かな立ち上がりとなる。

その後も両投手の好投は続き、ボルシンガー投手は4回、武田投手は5回を投げそれぞれ無失点と好投。5回まで両チーム無得点と動きがないまま、試合は後半戦に突入する。

均衡を破ったのは千葉ロッテ。6回表、福岡ソフトバンクの2番手・加治屋投手に対して、2死から得点圏に走者を置くと、4番・井上選手が左中間を破る適時二塁打を放ち、千葉ロッテが2点を先制した。

リードを奪った千葉ロッテは、5回からマウンドに上がった酒居投手が粘投を見せる。登板直後の5回こそ3本の安打を許したものの、6回以降は4三振を奪って得点を与えず。4回無失点で2点のリードを保ったまま、内投手にバトンを託した。

一方、福岡ソフトバンクも3番手・田中投手から嘉弥真投手、森投手と3人で1イニングずつを投げて得点を許さず。緊迫した展開のまま試合は最終盤に突入する。

9回裏、千葉ロッテ・内投手に対して、先頭・川瀬選手の安打から1死1,3塁とすると、バッテリーエラーの間に1点を返す。なおも好機が続いたが、後続が内投手の前に凡退し試合終了。1点差ゲームを千葉ロッテが制した。

勝利した千葉ロッテは先発候補の2投手が揃って好投。ボルシンガー投手、酒居投手ともに4回を無失点に抑え、開幕に向けて順調な仕上がり。4番・井上選手の先制打とともに投打の主役が仕事を果たした。

福岡ソフトバンクも、先発・武田投手が5回を投げ無失点と貫禄の投球を見せた。また、けが人の相次ぐ捕手陣では、谷川原選手がアピールに成功。俊足の荻野貴選手を刺し、打っても7回に二塁打を放ち、攻守に存在感を示した。