先発・山岡投手が6回無失点と好投。効果的に得点したオリックスが勝利を収める

パ・リーグ インサイト

2018.3.11(日) 16:26

ほっと神戸で行われる埼玉西武とオリックスのオープン戦。今季初顔合わせとなる両チームの先発は、埼玉西武・ウルフ投手とオリックス・山岡投手。ローテーションの一角として期待される両右腕の投球に注目が集まる。

埼玉西武・ウルフ投手は3回を投げ、許した走者は失策による1人のみと好投。3イニングスで5個のゴロアウトを取り、持ち味を発揮した。一方オリックス・山岡投手も3回まで一人の走者も許さない完璧な投球を披露し、緊迫した展開のまま前半戦が終わった。

4回表、山岡投手はこの試合初めて走者を許し、得点圏まで走者を進められるものの、埼玉西武の強力クリーンアップを切って取り流れを渡さない。

するとその裏、山岡投手の好投に報いるように打線が奮起する。代わった2番手・齊藤大投手を相手に、3番・吉田選手の安打を皮切りに2死満塁の好機を作る。この場面で、7番・大城選手、8番・伊藤選手が立て続けに適時打を放ち、オリックスが一挙4点の先制に成功する。

終盤は、埼玉西武が森選手の適時打などで反撃するものの、黒木投手、近藤投手と昨季試合終盤を任された投手がマウンドに上がり、最少失点にしのぐ。1点を追加し、6対1として迎えた最終回は、期待の新戦力・増井投手が登板。1点を失ったものの、わずか9球で3つのアウトを奪い、試合を締めくくった。

オリックスが連敗を脱出し、オープン戦2勝目を挙げた。中でも先発・山岡投手は6回を投げて無四球、無失点の好投を披露。昨季8勝を挙げた右腕が、開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。また、ドラフト8位・山足選手が、途中出場ながら2打数2安打1打点と奮闘。激しい内野手争いの中でしっかりとアピールした。

一方の埼玉西武は、ドラフト1位ルーキー・齊藤大投手が崩れて勝利とはならず。しかし、先発・ウルフ投手がオープン戦初登板ながら3回を被安打0、無失点に抑え、打線も9安打を放つなど、敗戦の中に多くの収穫があった。

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