4回の打席でファウルを放つと、ファンに向けて大声を張り上げて危険を知らせる
■エンゼルス 3-1 ブルージェイズ(日本時間19日・トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地ブルージェイズ戦に「3番・DH」でスタメン出場したが、3試合ぶりの無安打に終わった。2017年のWBCでMVPに輝いたストローマンの前に遊ゴロ、投ゴロ併殺打、二ゴロと凡退。投手が代わった第4打席も二ゴロに倒れ、4打席無安打に終わった。
最後まで快音は響かず、3試合ぶりのノーヒットに終わった大谷。だが、この日の第2打席で大谷が見せた行動に、米メディアが「なんて男なんだ!」と、称賛の声を上げている。
その場面は4回で迎えた第2打席。大谷が初球をファウルにした場面だった。大谷が放った打球は三塁側ファウルスタンドに向けて鋭く飛ぶファウルとなった。大谷は打った瞬間に大声をあげ、スタンドのファンに危険を知らせる行動に出た。
この一瞬の出来事にロサンゼルスで試合を中継するスポーツ専門局「FOXスポーツ・ウエスト」は注目。公式ツイッターでこの場面を動画で紹介し「ショウヘイ・オオタニ、なんて男なんだ! スタンドにファウルボールを放った後、ファンの注意を引こうと最善を尽くしている!」と賛辞を送っていた。
メジャーリーグでは、ファウルボールがスタンドのファンを直撃する事故が起き、対応策などが議論の的になっている。そんな中での、大谷の“男気溢れる”行動が注目を集めていた。
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