大谷翔平、記録ずくめの日本人初サイクル DHでMLB史上6人目、新人王&サイクルは16人目

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2019.6.14(金) 11:19

7回の第4打席で中前打を放ち日本人初のサイクル安打を達成したエンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)
7回の第4打席で中前打を放ち日本人初のサイクル安打を達成したエンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

レイズの本拠地トロピカーナフィールドでは3人目の達成者に

 エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、敵地レイズ戦で日本人メジャーリーガーとして初となるサイクル安打を達成した。「3番・DH」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左腕ヤーブロウから、いきなり先制の3ラン本塁打を放つと、第2打席で左中間を破る二塁打、第3打席でも三塁打を放って快挙に王手。7回の第4打席で中前にシングルヒットを放ち、エンゼルス史上7人目(8度目)となる偉業を成し遂げた。

 初回、ラステラの右翼線二塁打、トラウトの死球で作った無死一、二塁の絶好機で打席に立った大谷。1ボール1ストライクからの3球目に快音を響かせた。ヤーブロウの投じたボールを捉えると、打球は弾丸ライナーで左中間スタンドへと突き刺さる先制の8号3ランに。打球角度19度という驚愕の弾丸ライナー弾がいきなり飛び出した。

 3回の先頭打者で迎えた第2打席では左中間を真っ二つに破る二塁打。さらに、5回の第3打席ではフルカウントから右翼線への三塁打。第1打席から本塁打、二塁打、三塁打と次々に快音を響かせ、単打を残してサイクル安打に王手をかけると、快挙達成の瞬間は、7回2死一塁。第4打席に立った大谷は3ボール2ストライクから2球ファウルで粘り、8球目を捉えた。大幅に一塁側に内野手が寄る“シフト”の中で、遊撃手の頭上を超える中前安打。残していたシングルヒットを放ち、サイクル安打を達成した。

 MLBでのサイクル安打達成は史上326人目、エンゼルスでは2013年5月21日のマリナーズ戦で達成したマイク・トラウト外野手に続き、史上7人目(8度目)の快挙に。エンゼルスによると、長いメジャーリーグ史の中でも、指名打者としては、2004年8月25日のジェフ・ダバノン以来となる6人目のサイクル安打達成者に。また、新人王に輝き、サイクル安打を達成した16人目の選手となった。

 レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドでは、2006年8月1日のレイズ戦でタイガースのカルロス・グイレン、2009年10月2日のヤンキース戦でのレイズのBJ・アップトンに続く3人目の達成者となった。1908年以降では、メジャー273度目(245人目)の達成者に。今季は4月5日のフィリーズ戦でツインズのポランコが達成して以来、2人目。

(Full-Count編集部)

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