6月6日、メットライフドームで行われた埼玉西武と広島の「日本生命セ・パ交流戦」カード最終戦は、9対2で埼玉西武が大勝。5本塁打で広島を圧倒し、カード勝ち越しを決めた。
試合は初回から動きを見せる。1回表、埼玉西武の先発・郭俊麟投手は、安打と四死球で1死満塁のピンチを招くと、暴投や犠飛などでいきなり2点を失う。
しかし、埼玉西武打線はすぐさま反撃。1回裏、秋山翔吾選手が広島の先発・山口翔投手から右翼席へ第11号の先頭打者本塁打を放ち、1点を返す。さらに外崎修汰選手・山川穂高選手の連打で1死1,3塁とチャンスを作ると、森友哉選手の犠飛であっという間に同点に追い付いた。
2回裏には、広島と好相性の9番・金子侑司選手が、勝ち越しのタイムリーを放つ。そして3回裏と5回裏には、4番・山川選手が2打席連続ホームランを放ち、両リーグトップ独走の25号に到達。その後も攻撃の手を緩めず、栗山巧選手に3号2ラン、6回裏には外崎選手に11号ソロが飛び出し、9対2と広島を大きく突き放した。
大きなリードを得た郭投手は。6回2失点でマウンドを降り、以降は平井克典投手、ヒース投手、マーティン投手とつないで広島の反撃を許さず。試合は5本塁打が出た埼玉西武が、9対2で大勝した。
今季初登板で初勝利を手にした郭投手は、「課題の立ち上がりは力んでしまいバランスがよくなかったです。2回以降は気持ちを切り替えて良い結果につながったのでよかったです。5回、満塁の場面では長打に注意して集中して投げることができました」と振り返った。
文・粟盛優佳
記事提供: