【MLB】大谷、自己最多4打点 満塁で感情爆発の押し出し四球「僕の中では凄く良かった」

Full-Count

2019.6.6(木) 15:46

本拠地アスレチックス戦で逆転3ランを放った大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)
本拠地アスレチックス戦で逆転3ランを放った大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

逆転3ランに同点押し出し四球「いい集中力で臨めた」

■エンゼルス 10-9 アスレチックス(日本時間6日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」で2試合連続スタメン出場。4打数2安打1四球でメジャー自己最多の4打点と活躍し、10-9でのサヨナラ勝利に大きく貢献した。8回にトラウトの異例の申告敬遠の後に押し出し四球を選んで同点とし、感情を爆発させたが、「いい集中力で臨めた」と振り返った。

 3回に痛烈な右前打を放った大谷は、5回2死一、二塁のチャンスで右腕ペティットの直球をセンターへ運ぶ豪快な逆転3ラン。2試合連続ホームランは今季初となった。

 その後、エンゼルスは逆転を許すも、8回に2死一、二塁のチャンスを作ると、アスレチックスはトラウトをまさかの申告敬遠。一、二塁から満塁として大谷との勝負を選び、左腕バクターをマウンドに送ったが、集中力を研ぎ澄ませた大谷はフルカウントから押し出し四球を選んで同点に。珍しく感情を爆発させ、雄叫びを上げてバットを投げ、一塁に向かった。エンゼルスは9回にガーノーがサヨナラ打。大谷は勝利に大きく貢献した。

 試合後、大谷はテレビインタビューで「取ったり取られたりだったんですけど、最後勝ち切ることができて凄く大きな勝ちだなと思います」と振り返り、「いいところで逆転することができてよかったですし、9点目も僕の中では凄く良かった中と思います」と満足げに話した。

 ホームランは「差し込まれていたので入るかどうか分からなかったんですけど、何とか行ってくれてよかった」という。また、トラウト敬遠で満塁となった8回の場面については「塁が埋まっている状況で(前の打者が)歩かされた経験がなかったので、新鮮な感じはしたんですけど、いい集中力で臨めたかなと思います」と話した。

 自己最多の4打点にも「打点がどうのというよりは、いい打席を毎回毎回つなげていきたいと思っているので、今日はそれが勝ちにつながってよかったです」とチームの勝利を喜び、「全体で見たら確実に良くなっている」と打撃に手応えを示した大谷。打率.250。今季は5本塁打で20打点となった。

(Full-Count編集部)

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