自身の一発より嬉しかった先発・石川の白星「僕はやっぱり守り」
■千葉ロッテ 8-1 埼玉西武(2日・ZOZOマリン)
千葉ロッテの江村直也捕手が2日の埼玉西武戦(ZOZOマリン)でプロ9年目で初本塁打となるグランドスラムを放った。
正捕手の田村が負傷離脱し、出場機会を増やしている江村。試合前の時点で打率.050と振るわなかったが、この日は1点リードで迎えた4回2死満塁で打席に入ると、埼玉西武先発・松本航のストレートを強振し、左翼スタンドに豪快に運ぶグランドスラムを放った。打った瞬間にそれと分かる弾道に、一塁ベース付近でガッツポーズ。ダイヤモンドを一周しながら「ふわふわしていた」と笑った。
プロ9年目で初の本塁打がチームの勝利を決定づける満塁弾になり、ベンチに戻るとサイレントトリートメントで祝福された。高校生以来という満塁ホームランは「思い切って振りにいった結果です」と満足そうに振り返った。
自身の一発よりも、先発・石川についた白星を喜んだ。「僕はやっぱり守り。守らないと試合に出られない。キャッチャーとして守りで貢献できるようにしたい」と、正捕手不在のチームの中で存在感をアピールした。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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