アウトは全て三振の快投「交流戦に向けて一番いい準備できた」
■楽天 4-1 福岡ソフトバンク(2日・ヤフオクドーム)
2日の楽天戦で福岡ソフトバンクの3番手として登板した椎野新投手が、2回を投げて奪ったアウトはすべて三振という圧巻の投球を見せた。
大卒2年目の長身右腕がマウンドで存分に力を発揮した。6回から登板すると、堀内、茂木、渡邊をすべて見逃し三振。7回表には浅村から空振り三振、ウィーラーは見逃し三振、銀次にライト前ヒットを打たれたものの、最後はブラッシュを空振り三振に仕留めた。2回を投げて6奪三振の内容だ。
「真っ直ぐでファウルを取れると思って、どんどん投げていこうと思いました。コースも高さも狙ったところにいけました」と手応えも十分。自らの強みを「真っ直ぐが一番」といい「そこを消さない投球をしていくだけ。先発した時(5月14日の埼玉西武戦)は真っ直ぐを消し気味だったので」と椎野。この日の投球に「交流戦に向けて一番いい準備ができました」と満足気だ。
最後に空振り三振と見逃し三振ではどちらが好きかと尋ねると「空振りの方が好きです」と素直な笑顔を見せていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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