交流戦前カードは負け越し「他のチームに離されないように」

■千葉ロッテ 8-1 埼玉西武(2日・ZOZOマリン)

　埼玉西武が2日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)に1-8で大敗し、交流戦前最後のカードを負け越しで終えた。先発のドラフト1位ルーキー松本航が5回8失点でノックアウトされ、打線は千葉ロッテ先発・石川の前に沈黙。得点は山川のソロによる1点のみに終わってしまった。

　辻監督は「急にスピードが落ちるし、インコースに投げれば甘いところに行って打たれる。(プロの)壁なんじゃないかな。甘いところに行けば打たれるし、いいところに投げないとと思うと腕が振れないし」とドラ1右腕の苦しい投球内容を気にかけていた。

　打線は千葉ロッテ先発・石川の前に的を絞れず6回まで散発3安打。7回は先頭の山川が23号ソロで反撃の狼煙をあげると3連打で無死満塁と大量得点のチャンスを作ったが、後続が倒れ追加点とはならなかった。指揮官は「石川は難しい。シンカーが邪魔になるね」と脱帽していた。

　貯金1として交流戦に突入するが、「離されないようにしないといけない。セ・リーグのチームも気になるが、パ・リーグの動向も気になる。他のチームに離されないように、粘り強く、辛抱強くやっていく」と気を引き締めていた。

　4日の広島戦(メットライフ)から始まる交流戦最初のカードは、今井、十亀、郭俊麟のローテーションで臨む予定となっている。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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