【MLB】大谷翔平、3号超低空飛行弾一問一答「何が良くて何が悪いのか、今は分かりづらい」

Full-Count

2019.6.1(土) 15:15

3号本塁打を含む2安打2打点と活躍したエンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:AP)
3号本塁打を含む2安打2打点と活躍したエンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:AP)

6回に10戦ぶり3号ソロ、8回に1点差に迫る左前適時打も1点差ゲーム敗れる

■マリナーズ 4-3 エンゼルス(日本時間6月1日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手が5月31日(日本時間1日)、敵地・マリナーズ戦で「3番・指名打者」で2試合ぶりにスタメン出場。6回の第3打席で左越え3号ソロを放つと、8回の第4打席では1点差に迫る左前適時打。4打数2安打2打点で今季6度目のマルチ安打をマークしたものの、チームの連勝は3でストップした。

 2点差に迫った6回2死。リークの外角シンカーを左越えへ3号ソロとした。飛距離362フィート(約110.3メートル)、打球速度107マイル(約172.1キロ)、角度20度、最高到達点52フィート(約15.8メートル)。超低空飛行の弾丸ライナーだった。

 8回2死一、二塁の好機では左腕・ビドルから左前適時打を放った。第2打席まで2打席連続で遊ゴロに倒れたが、2試合ぶり今季6度目のマルチ安打と奮闘した。試合後は3号超低空飛行弾を振り返ると同時に、現在の打撃の苦悩などを打ち明けた。

――チーム初の2者連続弾だった。
「初球から甘い球をいけたので。まぁ良かったかなと思いました。僕がもっともっと打てればチャンスは広がるんじゃないかなと思います」

――打球角度20度と低かった。手応えはあったか。
「最近は打球が全然上がっていないので。打っても行くのかな、どうなのかちょっと分からないので。なんとか行ってくれてよかったです」

――タイムリーも左翼方向への打球だった。
「1打席目も悪くなかった。ただ正面にいく打球もあれば、最後みたいに抜ける打球もある。そこは結果として受け止めて、内容とは別にまた見ていければなと思っています」

――菊池雄星が見る中での活躍となった。
「昨日の試合はほぼ前半は見れてなかったので。投球もほとんど見れてなかったんですけど、出られなかったので、また次の機会にもっともっと上げて実現できればなと思います」

――次回は楽しみか。
「安定して出ていれば、必ず実現すると思うので。1回やらなかったぐらいで何もないかと思います」

――リークとは相性が良かった。
「去年とはまた印象が違いますし、いいボール、悪いボールあるんじゃないかと思うので、配球も多少変わるんじゃないかと思います。その中で比較的いい打席だったんじゃないかなと思います。アウトになった打席も」

――逆方向への本塁打だった。
「甘かったので、たまたまいいところに当たってくれたのかなと思います」

――打つポイントが前に出ていると話していた。どう修正したか。
「1打席目は悪くなかったので、その感じのまま行きたいなと思っていました。たまたまトラウト選手が本塁打を打ったので、次の球がたまたま甘く来て、いい感じで上がってくれたのかなと思います」

――自分のポイントで打てたか。
「近いかなと思います。比較的いいポイントで打てたかなと思っています」

――ファーストスイングで本塁打にした。
「1、2打席目で立っている投手なので、ファーストスイング目とか関係なく、甘い球を打てたのはいいことじゃないかなと思います」

――エンゼルスタジアムでも低い打球で左翼ポール際へのファウルがあった。自分がやろうとしていることができているか。
「どうですかね。いい当たりが正面に飛んだりすれば、たとえ良かったりしても分からなかったりするので。ファウルもいい打球ではなかった。何が良くて何が悪いのか、今は分かりづらいのかなと思います」

――打撃に迷いがあるのか。
「結果が正面にいったらアウトなので。今のは良かったのか、悪いのか、ちょっと分かりづらいのかなと思います」

――打撃練習では打球が上がっている。試合とのギャップを感じるか。
「もちろんそれはありますね。打撃投手は気持ちよく打たせるために投げているボール。試合になれば打たせないために投げてくるボールを打たないといけない。それは別の物として考えないといけない」

――また球の上を打っているということか。
「ポイントがちょっとずれているのかなと思います」

――1打席目は遊ゴロもいい当たりだった。
「全部が全部本塁打になるわけではないので。あれがダメと決めつけるのは良くない。僕の中ではいい感覚だったので。そこまで悪い感じではなかったですね。いいところのチェンジアップだった。それを逆方向の本塁打にできればいいですけど、それを全部本塁打にできるわけではないので。なかなか難しいところかなと思います」

――8回に左前適時打を放った。
「比較的変化球、スライダー系統かなと思っていたので。そっちを待ってましたんですけど、真っすぐがいいところに来て、ファウルにはできていた。そのままでいいかなと。次は変化球が来て、たまたま間が抜けてくれたかなと思います」

――まだ本調子でない中、主軸として期待されている。
「3番として出ているので、いい打者の後ろですし、なんとかつないでいければ、いいのかなという気持ちではいます。比較的に上がっている打球に関しては比較的、安打や本塁打になっている率が高い。そこ次第かなと思いますね。ゴロになればアウトになる確率が高いので。かと言って上げにいくのではなくて、自然に上がるポイントでしっかり捉えられるかが今は大事かと思っています」

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

記事提供:Full-Count

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