先発の今井は6回までノーヒットピッチングも7回に崩れる
■楽天 7-2 埼玉西武(28日・盛岡)
埼玉西武が28日の楽天戦(盛岡)で痛恨の逆転負けを喫した。先発・今井が6回まで無安打ピッチングを披露したが、7回に崩れブラッシュに3ランを浴び逆転を許した。打線は楽天先発・塩見に対しソロ2本のみと好機を活かせず、今井を援護できなかった。
試合後、辻監督は「今井は素晴らしかった。ノーアウトで一、三塁になって同点は覚悟したけど、ホームランはね。結果だししょうがない」と逆転の場面を振り返り、「そのあともう少し踏ん張ってくれれば。強くならないと」と本塁打を浴びた後の失点を悔やんでいた。
勝負を分けたのは逆転本塁打を浴びた直後の7回2死満塁の場面だ。二塁走者の辰己が飛び出し、平井が慌ててセカンドに送球したがその間に三塁走者の島内がホームスチールで生還。セカンドの外崎がバックホームを急いだが送球が逸れ、二塁走者の生還も許し2点を失った。指揮官は「まんまとひっかかったね。ホームにうまく投げていたとしても、セーフだったか、アウトだったか……。冷静さがなかった」とため息をついていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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