5月28日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの第10回戦は、3対1でオリックスが勝利。先発した山本由伸投手は7回無失点の好投で今季ホーム初勝利。福岡ソフトバンクは終盤に反撃を見せるも、及ばなかった。
先制点を挙げたのはオリックス。3回裏、2死3塁から2番・小田裕也選手が福岡ソフトバンクの先発・二保旭投手から中前打を放つ。福岡ソフトバンク戦2試合を投げ、イニング無失点の山本投手にとって大きな1点が入った。
さらにオリックスは5回裏、この回からマウンドに上がった福岡ソフトバンクの2番手・松田遼投手から無死1,3塁のチャンスを作ると吉田正尚選手の犠飛で1点を追加。2死1,2塁から中川圭太選手が「ランナーを返すことだけ考えていたので、なんとかタイムリーになってくれて良かったです」とセンター前に落ちる安打で2塁走者が生還し3対0とリードを広げた。
試合は3点差のまま9回表へ。オリックスの守護神・増井浩俊投手が登板するも、先頭の松田宣浩選手が安打を放ちすかさず盗塁。2死2塁から明石健志選手が右中間へ三塁打を放ち2点差に追い上げた。しかし、後続が続かず試合終了。福岡ソフトバンクは8安打も1得点にとどまった。
勝利したオリックスは山本投手が、7回無失点9奪三振と福岡ソフトバンク打線を封じ3勝目。打線では小田選手が先制打を含む3安打1打点1得点の活躍で山本投手を援護し、22日以来のお立ち台となった。
文・沼田悟
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