5月24日、ロッテ浦和球場で行われたイースタン・リーグ公式戦、千葉ロッテ対横浜DeNAの第7回戦は打ち合いの末、千葉ロッテが11対8で競り勝った。
初回、千葉ロッテは先発の佐々木千隼投手が横浜DeNAの楠本泰史選手に先制弾を浴びるが、その裏に打線が相手先発・京山将弥投手の立ち上がりを攻めた。
2番・伊志嶺翔大選手の安打を皮切りに、まずは4番・安田尚憲選手がレフトフェンス直撃の二塁打。あっという間に同点に追い付く。さらに四球と失策で満塁の場面で、8番・茶谷健太選手が三塁へ内野安打を放つと、三塁手の送球が乱れる間に満塁のランナーが一気に生還。千葉ロッテは1回裏から打者9人で5点を挙げ、逆転に成功した。
援護をもらった佐々木投手は、3回表に梶谷隆幸選手にソロ本塁打を打たれてしまったが、その後は味方の好守に支えられ、反撃を許さず。
1回以降、追加点を奪えないでいた千葉ロッテは、5回裏、1死から安田選手の四球と細谷選手の安打で1,3塁とし、6番・和田康士朗選手の内野ゴロの間に1点を奪う。6回裏には柿沼友哉選手がレフトオーバーの2号ソロを放ち、リードを5点に広げた。
ところが、千葉ロッテは7回表、適時失策で横浜DeNAに3点目を献上。なおも1死1,3塁のピンチは3番手・高野圭佑投手が切り抜け、その裏に打線が再び火を噴く。
7回裏、1死から細谷選手が二塁打で出塁すると、李杜軒選手の適時打で8点目。さらに茶谷選手が四球でつないで1,2塁とし、前の打席で本塁打の柿沼選手が今度はフェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、チームは2桁得点を記録した。
しかし、10対3と千葉ロッテの大量リードで迎えた8回表に横浜DeNAが猛追。まず、飛雄馬選手の2号ソロで1点を返すと、1番・宮本秀明選手から3連打されてしまった。スコアは10対8と、千葉ロッテは2点差に迫られる。
追いすがる横浜DeNAを突き放すべく、8回裏に細谷選手が適時打で11点目。そして9回表、6番手・成田翔投手は走者を出したが、最後は併殺打で締め、千葉ロッテが11対8で逃げ切った。
チームは引き分けを挟んで3連勝、イースタン・リーグ単独首位に浮上。要所を締める投球を披露した先発・佐々木投手は、今季最長の6回を投げ、被安打7、奪三振3の2失点で今季2勝目。打線は京山投手に10三振を喫しながらも、不安定な制球を見逃さず、序盤から着実に得点を重ねていった。
123456789 計
デ 101000150 8
ロ 50001131X 11
デ●京山将弥-赤間謙-笠井崇正
ロ○佐々木千隼-山本大貴-高野圭佑-永野将司-森遼大朗-S成田翔
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