久々の貯金生活に「2つ、3つとなれば勢い出てくる」
■埼玉西武 7-3 福岡ソフトバンク(22日・那覇)
埼玉西武が沖縄で連勝を飾り、3連勝で貯金を1とした。22日、沖縄セルラースタジアム那覇での福岡ソフトバンク戦。打線が15安打で7点を奪うと、先発の高橋光が7回7安打2失点と好投。試合後、辻発彦監督は「今日は本当に勝てて良かった。みんな良かったです」と勝利を喜んでいた。
先制点を奪われたものの、3回に外崎の犠飛で同点に。再び勝ち越された4回には森、中村、栗山の連打で追いつき、相手のエラーで勝ち越し。さらに、この日は2番に入った源田の適時打でリードを広げた。5回にも栗山の犠飛と木村、金子侑、秋山の3連打で2点を加えた。
8回にもトドメの1点を奪い、15安打7得点と福岡ソフトバンク投手陣を攻略。「こっちの方が作戦が立てやすいかな、とか」と試合前練習中に辻監督が変更を決断した1番秋山、2番源田、3番外崎の並びが的中。源田が3安打1打点4出塁、外崎も無安打ながら2つの四球で繋がりを作り出した。
投げては先発の高橋光が7回を投げて7安打2失点で4勝目。中盤までは走者を背負う投球が続き2点を失ったが、味方が逆転した5回以降は3イニング連続で3者凡退に封じた。3連勝を呼ぶ力投を見せた右腕を辻監督は「悪い時が続いていて、彼も必死だったと思う。生き残るために強い気持ちで投げたと思う」と評価していた。
「スタンドをいっぱいに埋めてくれて、特に山川の時にはすごい声援を送ってくれた。山川も最後ヒット打ったし、エラーもしましたし、それはご愛嬌ということで」と指揮官。連日、超満員のファンが駆けつけた沖縄での開催は2連勝となり、チームも貯金を1とした。「なかなか5割にいっても、跳ね返されるのが続いていた。これが2つ、3つとなっていけば、勢いが出てくる」と辻監督。久々の貯金生活となり、次なる戦いに目を向けていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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