5月21日と22日、埼玉西武と福岡ソフトバンクは那覇で2連戦を戦う。19日のオリックス戦でドラ1の松本航投手がプロ初勝利をマークするも、単独5位に沈む埼玉西武と、北海道日本ハムとの連戦で全勝し、3ゲーム差の首位と盤石な福岡ソフトバンク。まずは21日18時半から行われる初戦の見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
埼玉西武→3勝6敗、福岡ソフトバンク→6勝3敗
【埼玉西武】十亀剣投手 4試合1勝0敗 15回 10奪三振、防御率7.20
【福岡ソフトバンク】東浜巨投手 6試合2勝1敗 30.2回 22奪三振、防御率6.16
埼玉西武対福岡ソフトバンクの2連戦は、十亀剣投手対東浜巨投手で幕を開ける。どちらも相手チームとは今季初対戦で、奇しくも昨年はともに相手チームを苦手とした。どちらが先に苦手意識を払拭し、普段通りの投球ができるか。
十亀投手を後押ししたい埼玉西武打線では、中村剛也選手へと注目が集まる。昨季、福岡ソフトバンク戦では、対チーム別最多タイとなる7本塁打を記録し、今季ここまでも最多の3本塁打を放っている。この試合でも、豪快な一発に期待せずにはいられない。
福岡ソフトバンク打線においては、松田宣浩選手の打席を注視する必要があるだろう。相手先発の十亀投手は、昨年福岡ソフトバンク戦7試合で防御率3.76とそれなりの成績を残したが、その被本塁打6のうち何と5本を松田選手が放っている。vs十亀投手の通算打率は6割を超え、9本塁打を浴びせている松田選手。令和最初の因縁の対決は、どちらに軍配が上がるだろうか。
文・鈴木海斗
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