春季キャンプ免除、母国でのトレーニングは「すべての面で有意義だった」
3日の阪神とのオープン戦初戦、福岡ソフトバンクの守護神・サファテ投手が9回のマウンドに上がった。緒方凌介選手に一発を浴びたものの、1日に来日して「まだ時差ボケもある」という中で満足のいくピッチングだったと振り返った。
いつもどおりの9回のマウンド。そこにサファテ投手がいた。1日に来日したばかりで「今朝も3時半に起きたよ」という時差ボケ状態の中にもかかわらず登板を直訴。実戦登板は昨年の日本シリーズ最終戦以来とあって「とにかく早く打者に投げて感覚を取り戻したかった」という。
「ストレートもカーブも良かった。フォークボールはちょっと納得いかないけど、来日2日目にしては良かったと思うよ」と内容的にはまずまずの自己評価。「9回に投げたい」と工藤公康監督にお願いしたのは「身体に染み付いたルーティンに合わせたかったから。これからも(オープン戦の登板は)9回になると思う」と、あくまでも定位置にこだわっていく。
春季キャンプ参加を免除され、アメリカでの調整を続けていたが「宮崎はいつもより寒かったと聞いたけど、自分は半そで、短パンでずっとトレーニングしていたよ(笑)。家族もそばにいてくれたし、すべての面で有意義だったね」とサファテ投手。
体重は6キロほど落ちたが「そのうちの3キロは日本シリーズで3イニング投げたからだよ」とジョークも軽快。「物足りないから、もう少し(体重は)増やしたい」と開幕までにしっかり身体を作り上げていくつもりだ。
まさかの被弾はあったが、工藤監督も「全幅の信頼を置いている」と語る。開幕までに「あと7試合くらい投げるから、そこでうまく(調子を)上げていけたらいい」と、徐々に本来のピッチングを取り戻していくつもりだ。
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