5月14日、北九州で行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第7回戦は、打線爆発した埼玉西武が11対7で打ち勝った。2回に外崎選手の3ラン、3回には秋山選手と山川選手に連続ホームランが出るなど、計17安打4本塁打。福岡ソフトバンクは打線が粘りを見せるも、投手陣が踏ん張れなかった。
試合は、序盤から激しく動いた。1回裏、福岡ソフトバンクは埼玉西武の先発・高橋光成投手から、先頭の釜元豪選手が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決める。その後3塁まで進むと、パスボールの間に生還し、早速先制に成功した。
先制された埼玉西武は、すぐさま反撃。失点直後の2回表。福岡ソフトバンク先発・椎野新投手から安打と四球で1死2,3塁のチャンスを作ると、ここまで打率.203と不調の外崎修汰選手が2球目の変化球を捉え、レフトスタンド上段へ特大の3ラン。3対1と逆転した。
さらに攻める埼玉西武は3回表、先頭の秋山選手がライトへホームラン。続く4番・山川穂高選手にもホームランが飛び出し、5対1とリードを広げる。福岡ソフトバンクの椎野投手はここで降板し、泉圭輔投手に交代。「変化球の精度が低くて自分の納得するボールを投げることができませんでした。まだまだ自分の実力が足りないと感じました」と振り返った。
埼玉西武は4回裏にボークと釜元選手の適時打で2点を失うも、ぬかりなく加点していく。5回表、連打で無死1,2塁のチャンスを作ると、6番・中村選手が福岡ソフトバンクの3番手・加治屋蓮投手の初球の直球をライトスタンドへ。再びリードを広げ、スコアを8対3とした。
その後打撃戦となった試合は、両チームが2点ずつを加えて終盤へ。5点ビハインドの福岡ソフトバンクは、7回裏の攻撃で無死満塁のチャンスを作るも、埼玉西武・平井克典投手に抑え込まれて無得点に終わってしまう。大量リードの埼玉西武は9回表にも1点を加えると、その裏の回にマーティン投手が押し出しで1点を失うものの、続く満塁のピンチを増田達至投手が犠飛の1点のみでしのぎ、辛くも逃げ切った。
試合は、11対7で埼玉西武が勝利。結果的に辛勝という形になったものの、17安打4本塁打11得点と打線が爆発。外崎選手は、逆転3ランを含む3安打3打点2盗塁の活躍を見せた。先発の高橋光投手は5回5失点(自責2)ながら、4月14日以来1カ月ぶりの白星を挙げた。敗れた福岡ソフトバンクは、先発した椎野投手が3回途中5失点と試合を作れず。小刻みに6投手を投入するも、そのうちの4投手が失点した。
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