【ファーム】安田尚憲がこれぞ4番の決勝アーチ! 若手3発の千葉ロッテが快勝

パ・リーグ インサイト

2019.5.14(火) 17:37

千葉ロッテマリーンズ・安田尚憲選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・安田尚憲選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月14日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦は、ここのところ打線の調子が良い千葉ロッテが、8対1で快勝を飾った。

 試合序盤は静かな展開となった。北海道日本ハムの先発・田中瑛斗投手は、力感のないフォームからスピンのきいたストレートを投げ込み、4回までに3者連続三振を含む5奪三振という好投。一方、千葉ロッテ先発・土肥星也投手は、何度か得点圏に走者を背負うも、尻上がりに調子を上げた。

 4回裏、北海道日本ハムは横尾俊建選手のホームランで先制に成功するが、5回表、平沢大河選手のセンターバックスクリーン弾で、千葉ロッテがすぐさま同点に追い付く。そしてこの回で田中瑛投手は降板し、2番手以降の投手陣が好調の千葉ロッテ打線につかまった。

 まず6回表、1死から加藤翔平選手が俊足を生かしたスリーベースで好機を演出すると、4番・安田尚憲選手が北海道日本ハム・村田透投手から、リーグ単独トップに立つ勝ち越し6号2ラン。その打球は、打った瞬間こそ中飛に終わる大飛球にも見えたが、グングン伸びてバックスクリーンへ。若き4番の大器の片鱗が垣間見えるような、鋭い一発だった。

 安田選手は8回表にも、北海道日本ハム・福田俊投手から2点タイムリー。千葉ロッテはさらに連打で走者をためると、今度は茶谷健太選手が、立田将太投手の代わりばなを捉えて左中間への3ランを放つ。これで8対1と大きくリードを広げ、その後は永野将司投手、阿部和成投手、島孝明投手というリレーで、北海道日本ハムの反撃を許さないまま試合終了。

 試合は、終盤にビッグイニングを作った千葉ロッテが、8対1で快勝。先発の土肥投手は6回1失点の好投を見せた。打線は相手先発の田中瑛投手を攻めあぐねたが、4番の一発を機に流れを引き寄せ、中継ぎ陣を打ち崩した。敗れた北海道日本ハムは3番手の高山優希投手を除いて、全員が失点。打線も5回以降1安打のみと、投打で精彩を欠いた。

  123456789 計
ロ 000012050 8
日 000100000 1

ロ ○土肥星也-永野将司-阿部和成-島孝明
日 田中瑛斗-●村田透-高山優希-福田俊-立田将太

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