オリックスの主砲は待望の一発で目覚めたか? 楽天は貯金を守るための正念場

パ・リーグ インサイト

2019.5.11(土) 09:31

オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月11日、ほっともっとフィールド神戸で、オリックスと楽天のカード2戦目が行われる。昨日は、中川圭太選手と西浦颯大選手にプロ初ホームランが出たオリックスが、両軍合計21安打の打撃戦を制した。最下位脱出へ連勝を伸ばしたいオリックスと、負ければ貯金が消滅する楽天。この試合の見どころを挙げていこう。

【今季対戦成績】
オリックス→4勝2敗1分、楽天→2勝4敗1分

【オリックス】K-鈴木投手 2試合0勝1敗 14回 7奪三振、防御率2.57
【楽天】石橋良太投手 10試合2勝2敗 16.2回 12奪三振、防御率4.86

 オリックスの先発はK-鈴木投手。今季は2試合の登板でともに7回を投げ、白星こそないものの試合を作る投球を見せている。一方、楽天先発の石橋投手は、これが2試合目の先発。5日の埼玉西武戦では4回2失点と、先発の役割を果たしたとは言えなかった。両軍ともに打線は好調なだけに、先発が最少失点でどれだけ長い回を投げられるかが勝敗を分けるだろう。

 K-鈴木投手を援護したいオリックス打線では、T-岡田選手に期待したい。今季は打率が1割を切るなど非常に苦しんでいたが、昨日の試合で待望の1号アーチを描いている。これをきっかけに、最下位に沈むチームを救う存在となれるか。

 対する楽天の注目は浅村栄斗選手。昨日の試合では初回と終盤に2本のホームランを放ち、投手陣が粘れない中でも諦めない姿勢を見せた。エースを欠き、中継ぎの疲労が心配されるチームがさらに上に行くためには、打ち勝つほかにすべがない。大事な貯金を守るため、そのバットには大きな期待がかかっている。

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