不調の外崎に変わってスタメン出場「打撃ではもっと思い切っていきたい」
■千葉ロッテ 5-4 埼玉西武(9日・県営大宮)
埼玉西武のドラフト3位ルーキー・山野辺翔内野手(三菱自動車岡崎)が9日の千葉ロッテ戦(県営大宮)でプロ初安打を記録した。
不調の外崎に代わってセカンドでスタメン出場した山野辺は1点を追う5回、先頭で打席に入ると千葉ロッテ先発・岩下の高めに浮いたストレートを逆方向にはじき返し、これがライト線への二塁打となった。「ラインぎりぎりだったので、『フェアになってくれ!』と思いながら走りました。(ヒットになって)ほっとしました」と照れ笑いを浮かべた山野辺。このヒットをきっかけにチームは一時逆転に成功。山野辺は「回の先頭として、次のバッターにチャンスを作れてよかったし、点が取れて嬉しかったです」と自身が貢献した得点シーンを振り返った。
初ヒットの記念球は外野から三塁手のレアードに渡り、ライオンズベンチに戻された。山野辺は記念球を手に「ボールは両親に渡します」とはにかんだが、「試合に出たら守備ではミスなく、打撃ではもっと思い切っていきたい」とすぐに気を引き締めていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
記事提供: