【MLB】打者・大谷翔平選手、満点デビューに満点笑顔「すごい楽しかった。すごく充実」

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2018.2.28(水) 12:00

打者として鮮烈なオープン戦デビューを果たしたエンゼルス・大谷翔平選手
打者として鮮烈なオープン戦デビューを果たしたエンゼルス・大谷翔平選手

3打席であらゆる状況に対応「すごく内容が濃かった」

エンゼルス大谷翔平選手が“打者"初実戦で満点デビューを飾った。「2番・DH」で先発した26日(日本時間27日)敵地パドレス戦で1安打2四球1打点を記録。出塁率10割をマークした3打席に「すごく内容が濃かったんじゃないかと思います」と大きく頷いた。

先発野手が交代する5回終了時までに、できるだけ多くの打席に立たせたいソーシア監督の意向で「2番」で先発。1回1死走者なしで立った第1打席は、1球目は見逃しストライク、2球目は空振りで、いきなり追い込まれた。実戦初打席。“ルーキー"なら打席で慌ててもおかしくない場面だが、ここからしっかりボールを見極め、6球目で四球を選んだ。

先発右腕から2番手左腕に代わった3回1死走者なしの第2打席では、2ボールから3球目の外角ツーシームを空振り。だが、ここからもしっかり2球を見送って四球で出塁。2打席で11球を見ると「右左しっかり見極めながら本当にいい打席が多かったんじゃないかな、と思う」と自己評価した。

0対4で迎えた5回1死2塁。走者を得点圏に置いて迎えた第3打席は、「積極的にいきました」と初球の150キロ速球をフルスイング。快音を響かせた打球はセンター前に抜けるタイムリーとなった。この一打をきっかけに打線がつながり、チームはこの回4点を挙げて同点に追い付いた。

メジャーでの二刀流実現へまた一歩前進

初安打、初打点、出塁率10割と文句のつけようがない結果を残したが、本人が一番納得しているのは打席の内容だ。「右投げ左投げそれぞれやりましたし、ランナーがいる場合といない場合とどちらもできたので、すごく内容が濃かったんじゃないかと思っています」と、あらゆる状況にも対応することができた収穫を語った。

24日(同25日)の“投手デビュー"では「楽しかった」と目を輝かせた二刀流は、この日も「すごい楽しかったですし、いろいろ勉強になることが毎日ある。そういう意味ですごく充実しているんじゃないかと思います」と晴れやかな表情を浮かべた。

投打両方で実戦デビューを飾り、どちらも自分の現状を知り、シーズンに向けての手応えや具体的な調整ポイントが見えてきた。ここからは投打のスケジュールのバランスを確認しながら、技術的な微調整を重ねていく。ベーブ・ルース氏以来となるメジャーでの二刀流実現に向け、また一歩前進した。

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