7月は11勝11敗とやや不本意な結果に終わった福岡ソフトバンク。昨日は投打がかみ合い埼玉西武に勝利。埼玉西武としては本拠地で連敗を止めて流れを変えていきたい一戦となる。
初回、先頭の明石選手が二塁打で出塁し、1死1,3塁となったところで4番・内川選手が打席へ。「攝津が久しぶりの先発なので、先制できて良かったです」と語った通り、きっちり犠飛を放ち福岡ソフトバンクが先制する。
自身4月7日以来の先発マウンドに上がった攝津投手は、140キロ前後の直球を中心に、カーブ、シンカーなど緩急を利かせて打たせて取る投球。今季初勝利へ向けて、2回まで無失点に抑える立ち上がりを見せる。
一方、今季最多の借金18という状況から一刻も早く抜け出したい埼玉西武もすかさず反撃。3回、埼玉西武は4番・メヒア選手、5番・浅村選手という主軸の連続適時打で2点を奪取。逆転に成功してリードを奪う。
福岡ソフトバンク打線は直後の4回表、先頭の5番・松田選手からの連続四死球など無死満塁の好機を迎える。8番・細川選手が四球を選び、まずは同点。9番・今宮選手の併殺で絶好機を逸してしまったかに思われたが、明石選手が「ランナーをかえすことだけに集中しました」という2点適時打、さらに2番・長谷川選手の適時打でこの回一挙4得点を重ね、再びリードを奪う。
その後の攝津投手は、田之上投手コーチが語った「緩急を使い、コースに丁寧に投げて6回まではゲームを作ってもらいたい」との期待通り6回3失点に抑え、マウンドを救援陣に託す。
終盤の3イニングスはバリオス投手、スアレス投手、五十嵐投手の危なげない無失点リレーで勝利。攝津投手が久しぶりの登板で待望のうれしい今季初勝利となった。
これで攝津投手の西武プリンスドームでの通算成績は12勝1敗に。得意のマウンドで躍動した右腕。層の厚い福岡ソフトバンクにまた一つ重要なピースが加わり、8月は連勝と好スタートを切った。
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