令和初日・5月1日の18時から、ヤフオクドームで福岡ソフトバンク対楽天の首位攻防戦が繰り広げられる。怪我人が続出しながらも自慢の選手層の厚さで首位に浮上した福岡ソフトバンクが勝ち切るか、はたまた前のカードで3連敗を喫した楽天が巻き返すか。新時代の明暗を分ける一戦の見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝1敗、楽天→1勝2敗
【福岡ソフトバンク】武田翔太投手 4試合2勝1敗 23.1回 16奪三振、防御率2.70
【楽天】辛島航投手 4試合2勝0敗 23回 19奪三振、防御率3.13
福岡ソフトバンクの先発は武田翔太投手だ。前回登板、4月24日のオリックス戦では、7回途中1失点と好投を見せたものの、白星は付かなかった。これまでの3試合で6回以上を投げ、自責1点以内に収めている背番号「18」は、今日も試合を作り、チームを勝利に導けるか。
武田投手を援護する福岡ソフトバンク打線では、デスパイネ選手に注目。開幕直後は不振に悩まされていたが、4月末の北海道日本ハムとのカードでは2試合でマルチ安打を記録するなど、調子を戻してきている。野手不足に悩むチームに勢いを付けたいところだ。
また、ここまで「デビュー戦から連続試合無失点」のプロ野球記録を更新中(12試合)の甲斐野央投手にも注目したい。前回登板、4月29日の北海道日本ハム戦では暴投で大ピンチを迎えるも、女房役のファインプレーにより記録を継続した。最速158キロ右腕が首位攻防戦のカギとなるだろう。
対する楽天の先発は辛島航投手。前回登板した4月23日の北海道日本ハム戦では、7回途中1失点の好投を見せたが、足をつって緊急降板した。ただ軽傷だったようで、これまで4試合に登板して負けなしと、則本昂大投手、岸孝之投手という二大エースが離脱したチームを引っ張っている。プロ11年目を迎えた技巧派左腕の投球に期待したい。
楽天打線で注目したいのは、浅村栄斗選手だ。スイープされた前カードの千葉ロッテ戦では、3試合全てで安打を放つなど、好調をキープしている。わずか1.5ゲーム差の福岡ソフトバンクを一気に追い抜き、チームを首位の座に戻したい。
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