「選球眼」に感心、二刀流挑戦にも期待「野球界にとって素晴らしいストーリー」
26日(日本時間27日)の打者デビュー戦を、1安打2四球1打点と出塁率10割で飾ったエンゼルス大谷翔平選手。
初打席では2球で追い込まれながら四球を選び、得点圏で迎えた第3打席には甘い速球を見逃さなかった“二刀流”に、パドレスのA・J・エリス捕手は「打席ですごく自信を持っているようだった」と感心せざるを得なかった。
この日、大谷選手が打席に立つ姿を最も近くから見たエリス選手は、オープン戦初打席で追い込まれながらも、落ち着きを失わない23歳に「ストライクゾーンを知り尽くしている。選球眼がいい」と称えた。
パドレス先発ライルズ投手と2番手バウマン投手は制球に苦しみ、「最初の2打席は打てる球がほとんどなかった」。それでも2四球を選んで出塁。「根気強く打てる球を待っていた。変化球にもスタンスを崩されていなかった」と分析。
「間違いなく打席ですべきことを知っているし、バットをコントロールする能力を持っている」とした。
記念すべき初安打となったのは、右腕マリオット投手と対戦した第3打席の初球だった。内角を攻めようとした球が甘く入ったところを見逃さずに強振。「打ち頃の球を思いっきり振り抜いてセンターに運ばれたよ」と苦笑いした。
パドレスは大谷選手獲得に尽力したチームの1つ。オフに大きな話題となった大谷選手について、エリス選手もまた感心を抱いていたようだ。
「自分は野球の大ファン」という36歳捕手は、大谷選手の二刀流挑戦について「彼の挑戦を見守ることはいいこと。野球界にとって素晴らしいストーリーだね」と1人のファンとして楽しみにしている。
ファン、メディア、そして選手仲間からも注目を浴びる大谷選手の挑戦。誰もがその成功を望んでいるようだ。
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