埼玉西武が逆転勝ち。オリックス・Kー鈴木投手は7回無失点も白星スルリ

パ・リーグ インサイト

2019.4.28(日) 16:56

埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月28日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武の一戦は、4対2で埼玉西武が逆転勝利。相手投手陣の乱れから一気に勝ち越し、連勝を4に伸ばした。

 試合は終盤近くまでオリックスのペースで進んだ。1回裏、佐野皓大選手の二塁打から2死2塁とすると、4番・メネセス選手が左前適時打を放って先制に成功。さらに3回裏には、1死満塁から5番・小島脩平選手に適時打が出て追加点を挙げる。埼玉西武・今井達也投手から着々と得点を重ね、3回を終えて2対0とした。

 援護をもらったオリックス先発・Kー鈴木投手は、5回まで被安打3、無失点と好投。今季初登板ながら落ち着いたマウンドさばきを見せ、埼玉西武の強力打線を翻弄する。7回表に2死2,3塁のピンチを背負うものの、最後は中村剛也選手を左飛に打ち取って得点を与えず、7回無失点の好投で救援陣にバトンをつないだ。

 逃げ切りを図るオリックスは、8回表のマウンドに近藤大亮投手を送る。しかし、これが誤算だった。先頭の代打・岡田雅利選手を皮切りに3つの四球で1死満塁のピンチを招くと、4番・山川穂高選手に押し出しの四球を与え、あっという間に1点差に詰め寄られてしまう。
 
 一方、勢いづいた埼玉西武は続く森友哉選手の押し出し四球で同点とすると、2死から7番・栗山巧選手が、「今日一番の場面だったので、集中してスイングしました。本当にうれしかったので思わずガッツポーズが出ちゃいました!」と興奮気味に語る勝ち越しの適時打を放って、一気にリードを握った。

 さらに、8番・中村選手がこの回3つ目となる押し出し四球を選んで1点を加えてリードを広げた埼玉西武。スコアを4対2とすると、8回裏を2番手・ヒース投手が無失点に抑え、9回裏は守護神・増田達至投手が締めて試合終了。埼玉西武が4対2で勝利を収めた。

 8回表に、3つの押し出し四球などで逆転した埼玉西武が勝利。7回2失点と粘りの投球を見せ、「『1イニングでも長く、1球でも多く投げる』という気持ちでマウンドに上がりました。先発として7回まで投げられたのは良かったです」と振り返る今井投手がチームトップとなる3勝目を挙げた。

 敗れたオリックスは先発・K-鈴木投手が7回無失点と好投したのの、救援陣が制球を乱してリードを守ることができず。打線も4回以降は追加点を挙げられずに終わり、痛恨の逆転負けを喫した。 

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