4試合30イニング超えで防御率0.89
■福岡ソフトバンク 3-0 オリックス(25日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの大竹耕太郎投手が25日、本拠地でのオリックス戦に先発し8回1/3、5安打無失点の好投を見せたがまたも白星を手にすることができなかった。試合後、倉野信次投手コーチは大竹の働きを高く評価していた。
3日の京セラドームに続き、またしても山本由伸との投げ合いとなった大竹。8回まで「0」を並べながら、打線の援護はなく9回途中に降板した。4試合で30回1/3を投げて0勝1敗。その1敗も8回1失点の完投負けで、25日の登板で防御率は0点台にまで下がった。
大竹は、降板後に「自分のリズムで投球することができました。スライダーで三振を取ることもできたし、クイックを使ってバッターを惑わすこともできたのではないかと思います。イニング途中で代わることになって申し訳ない。甲斐野に感謝です」とコメントした。
倉野コーチは「根負けすることなく、高い意識と強い気持ちで投げてくれた」と称賛。それでも勝ち星に恵まれないことについて「勝ち星は自分で左右できるものではないのでイニング数や防御率を目指した方がいい、と。リーグでもトップクラスの働きをしているので。本人はモヤモヤ感があるかもしれませんが、自分の中では4勝0敗くらいの価値がある投球だと思っていますし、それくらいの働きをしてくれていると思います」と、2年目左腕をかばった。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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