両軍合わせて29安打18得点。壮絶なシーソーゲームは12回を終えて引き分けに

パ・リーグ インサイト

2019.4.23(火) 23:44

千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月23日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武の4回戦は、千葉ロッテ9投手、埼玉西武8投手をつぎ込む総力戦の末、9対9で引き分けに終わった。今日から一軍に復帰した千葉ロッテ・井上晴哉選手は、2安打2四球2打点と活躍し復調を見せた。

 試合は初回から動く。1回裏、千葉ロッテの1番・荻野貴司選手が安打で出塁し、すかさず盗塁を決めチャンスを拡大すると、続く清田育宏選手の三ゴロの間に荻野貴選手が生還。足を使った攻撃で千葉ロッテが1点を先取するが、埼玉西武がすぐさま反撃。2回表に中村剛也選手の犠飛で同点に追いつくと、4回表には木村文紀選手の1号ソロ、源田壮亮選手のタイムリーで2点を追加した。

 2点を追う千葉ロッテは4回裏、打線がつながりを見せた。この回先頭の4番・角中勝也選手、レアード選手が連打、続く鈴木大地選手の犠打で1死2,3塁と好機を広げると、今日のイースタン・リーグ公式戦で最終回に同点ホームランを放った井上晴哉選手が、2点タイムリー。なおも2死1,3塁の場面で荻野貴選手にも2点タイムリーが生まれ、5対3と勝ち越しに成功する。

 リードする千葉ロッテは、山川穂高選手の8号ソロと秋山翔吾選手の犠飛で、埼玉西武に一時同点とされるも、6回裏に角中勝也選手の遊ゴと、レアード選手のタイムリーで2点を勝ち越し。7回表を酒居知史投手が抑えると、7回裏にも荻野貴選手のタイムリーで1点を追加。3点のリードを握って勝ち継投へ。

 このまま終わるかと思われた試合は8回表、獅子打線が猛追を見せた。この回先頭の中村剛也選手が3号ソロでを放つと、安打と四球でチャンスを広げ、敵失策の間にさらに1点を追加。なおも1死2,3塁の場面から山川穂高選手、森友哉選手に連続タイムリーが生まれ勝ち越し。埼玉西武が怒涛の攻撃で唐川侑己投手から4点を奪い、逆転に成功した。

 追う立場となった千葉ロッテは8回裏、2死から鈴木大地選手がホームランラグーンに飛び込む2号ソロを放って同点に。9回表は益田直也投手、9回裏は回またぎでマウンドに上がったマーティン投手が締め、試合は延長戦へ。

 千葉ロッテは10回表を松永昂大投手、11回表を西野勇士投手が走者を背負いながらも無失点に。一方の埼玉西武は10回裏から増田達至投手が2イニング連続で3者凡退に抑える好リリーフを見せる。

 12回は千葉ロッテ・チェン投手、埼玉西武・佐野泰雄投手が締めて試合終了。千葉ロッテと埼玉西武の4回戦は両軍合わせて18得点の乱打戦の末、9対9で引き分けに終わった。

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