同点で迎えた6回無死一、二塁で登板し、2イニングを1失点に切り抜ける
■福岡ソフトバンク 3-1 オリックス(22日・東京ドーム)
福岡ソフトバンクのドラフト6位ルーキー泉圭輔投手が、記念すべきプロ初勝利をマークした。22日、東京ドームで行われた「タカガールデー in TOKYO」オリックス戦。6回無死一、二塁のピンチで登板した右腕は2イニングを最少失点にとどめて味方の逆転勝ちを呼び込み、プロ3試合目の登板で初白星をマークした。
厳しい場面での登板となった。6回、先発の東浜が連続内野安打で無死一、二塁のピンチを招くと、工藤公康監督はすかさず泉をマウンドに送った。「まさか、あの場面でいくとは思ってなかった」という右腕。メネセスに左中間への適時打を浴びて先制点こそ許したが、後続を切って取ると、味方が同点に追いついた後の7回も続投。3者凡退でリズムを生み、直後に内川の勝ち越しソロが生まれた。
この日は女性向け人気イベント「タカガールデー」の東京初開催。4万3063人の観客のうち、女性客は半数を超える2万4135人が訪れた。スタンドがピンクに染まる中で、初のお立ち台に立った泉は「むちゃくちゃ緊張しています。試合より緊張しています」と初々しい表情を浮かべた。
念願のプロ初勝利に「まさか今日勝てるとは思っていなくて、なんとか東浜さんに負けをつけないようにとマウンドに上がりました。初勝利になって嬉しいです」。速報を確認していた兄が初勝利の権利を掴んだことで、急遽、東京ドームへ。その兄の前で初勝利のお立ち台に立った。
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