4月23日、札幌ドームで北海道日本ハムと楽天の第4回戦が行われる。北海道日本ハムは21日の試合で投手陣が安定したピッチングを披露して僅差の勝利を飾り、勝率5割復帰を果たした。対する楽天は21日に7得点を挙げて快勝し、オリックスとの3連戦を勝ち越しで終えている。
現在リーグ1位の楽天と同3位の北海道日本ハムの今季の対戦成績は、現在、楽天が3勝0敗と圧倒している。この流れのままに楽天が連勝を伸ばすのか、それとも北海道日本ハムがホームで苦手意識を払しょくするか。上位争いを繰り広げる2チームの激突となる、23日の試合の見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→0勝3敗、楽天→3勝0敗
【北海道日本ハム】杉浦稔大投手 今季初登板
【楽天】辛島航投手 3試合2勝0敗 17回 16奪三振、防御率3.71
北海道日本ハムの先発は杉浦投手。長いリハビリを終えて移籍後初登板を果たした昨季は3試合の登板で2勝をマークし、「パーソル クライマックスシリーズ パ」第3戦の先発も任されるなど、復活の足掛かりを作るシーズンとなった。今季初登板となるこの試合で好投を見せ、先発ローテーション入りを手繰り寄せることができるだろうか。
打線では西川遥輝選手に注目だ。21日の試合では先制適時打を含む2安打を放ち、リードオフマンとして打線をけん引した。例年春先は調子が上がらない「スロースターター」として知られていたが、今季はここまで打率.280と良いスタートを切っている。中田翔選手や近藤健介選手といった主力の状態がなかなか上がらない中、切り込み隊長が果たす役割はより大きくなってきそうだ。
対する楽天の先発は辛島投手。今季はここまで3試合に登板して2勝負けなしと上々の滑り出しを見せており、4月2日の北海道日本ハム戦では7回無失点、8奪三振の好投で勝利投手になっている。今季2度目の対戦となる23日の試合でも快投を見せ、チームの連勝を伸ばすとともに相手に苦手意識を植え付けたいところだ。
野手陣では21日に嶋基宏選手が2回に先制の2ランを放ち、守備では鮮やかなスライディングキャッチを見せるなど攻守両面で存在感を見せた。今季はここまで打率.189と苦しんでいるが、守備面では捕手としてチーム防御率3.23と好調の投手陣を引っ張っている。2試合連続で打撃面でも存在感を発揮し、首位に立つチームにさらなる勢いをもたらせるか。
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