オープン戦初登板は二塁打2本浴びて失点、ロブロ監督「緊張する部分もあっただろう」
オリックスからダイヤモンドバックスに移籍した平野佳寿投手が24日(日本時間25日)、インディアンス戦でオープン戦デビューを果たした。2点ビハインドの4回から4番手で登板し、緊張もあって1回、被安打2、失点1、奪三振1。それでも、試合後のトレイ・ロブロ監督は「スプリットはいい動きをしていた」と、守護神候補の右腕の決め球を高く評価していた。
MLB公式サイトによると、平野投手の先頭・ディアス選手への初球はいきなり“暴投"になったという。その後、フルカウントから速球を捉えられてライトへの二塁打を許した。続くブラッドリー選手はカウント2-2からスプリットで空振り三振。メヒア選手も左飛に仕留めたが、ウルシェラ選手には1ボールからスプリットをレフト線に運ばれ、適時二塁打で1点を失った。それでも、最後はゴンザレス選手を速球で右直に打ち取り、1イニングを投げ終えた。
記事では「ヒラノは初登板となったが初球が暴投になるなど、若干の緊張が感じられた」と指摘。本人が通訳を介して、実際に緊張感があったと明かしたことなども紹介している。
また、地元メディア「AZセントラル」はロブロ監督の試合後の会見動画をツイッターで公開。指揮官は平野投手について「初登板だったからね。緊張する部分もあっただろう。投球で苦しむ部分もあったとは思うが、スプリットはいい動きをしていた。安定していたわけではないが、これが初登板だ。彼は多くのことに取り組んでいる。マウンドも違うだろうし、ボールも違う。彼はいい仕事をしたと評価しているよ」と話している。
アーチー・ブラッドリー投手、ブラッド・ボックスバーガー投手とともに、守護神候補の一人と見られている平野投手。ボールやマウンド、そしてメジャーの雰囲気に慣れながら、オープン戦でしっかりとアピールしていきたいところだ。
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