4月18日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対福岡ソフトバンクの第6回戦は、5対2で千葉ロッテが勝利し、同一カード3連勝を決めた。先発・二木康太投手は5回2失点で今季2勝目。敗れた福岡ソフトバンクは先発・武田翔太投手が誤算だった。

　1回表、千葉ロッテ先発・二木投手は、福岡ソフトバンク打線を3者凡退に抑える立ち上がり。するとその裏、打率.381と好調の1番・荻野貴選手が二塁打で出塁すると、1死3塁から3番・中村奨吾選手の内野ゴロの間に生還し、先制に成功する。

　初回から先制を許した福岡ソフトバンクは、すぐさま反撃。2回表に6番・松田宣浩選手と釜元豪選手が連打。実に23イニングぶりに得点を挙げ、試合を1対1の振り出しに戻した。

　しかし、福岡ソフトバンク先発の武田投手は、決め球、カーブの調子が出ない。3回裏、千葉ロッテは四死球で1死1,2塁の好機を得ると、4番・角中勝也選手がそのカーブをライト前に運び、勝ち越し。その後、内野ゴロの間や8番・加藤翔平選手のカーブを捉えた2点適時打で、この回4得点。スコアを5対1とし、大きなリードを握った。

　反撃したい福岡ソフトバンクだったが、以降得点したのは5回表の松田宣浩選手の4号ソロ本塁打のみ。千葉ロッテの投手陣の前に度々走者を出すものの打線がつながらず、結局その2得点のみで試合終了。千葉ロッテ対福岡ソフトバンクは、5対2で千葉ロッテが勝利した。

　千葉ロッテは6回以降、4投手の継投で福岡ソフトバンク打線をピシャリと抑えた。敗れた福岡ソフトバンクは、投手陣が合計9四死球を与え、コントロールに苦しんだ。先発の武田投手は降板後「勝負球が少しずつコースから外れて、四球や死球になってしまった。自分でためたランナーを簡単に還してしまい、チームに申し訳ないです」と語るように、チームの連敗ストッパーとはなれなかった。