楽天が試合終盤に怒とうの追い上げ。藤平投手の際立つ安定感

パ・リーグ インサイト

2018.2.24(土) 16:54

試合終盤に楽天打線が何と一挙9得点

7回裏、この回から登板した楽天のルーキー・寺岡投手がソロと犠飛で2点を失い、スコアは広島がリードを広げて5対2となる。しかし直後の8回表、制球が定まらない広島投手陣を攻め立て、楽天が打者一巡の猛攻。一気に試合をひっくり返す。

まずは3者連続四球で無死満塁となると、3番・ウィーラー選手のゴロの間に1点を返し、続く内田選手が1死2,3塁から同点打を放つ。5対5に追い付くと、さらに2連打でまたも満塁とし、新加入の7番・山下選手が勝ち越し適時三塁打。試合終盤で楽天が3点リードを奪う。

広島の適時失策でも3点を追加し、この回楽天は何と9得点。8回裏、9回裏の広島の攻撃は西宮投手と小野投手が危なげなく抑え、試合はそのまま11対5で楽天が勝利した。

オープン戦の学びがシーズンに生かされるだろう

オープン戦初戦は楽天が勝利。しかし安打は広島が10安打、楽天が6安打と、広島の失策によって試合が動くシーンが目立った。

先発のコラレス投手が3点、寺岡投手が2点を失ったが、この苦い経験もまた収穫となったことだろう。2番手の藤平投手はさすがの安定感で、首脳陣からの信頼をまた積み上げた。打っては内田選手が4打数2安打4打点。シーズンでもその打棒で魅せてほしいものだ。

2017/09/05《THE FEATURE PLAYER》藤平投手 高卒ルーキーが見せた『珠玉の投球』
2017/09/05《THE FEATURE PLAYER》藤平投手 高卒ルーキーが見せた『珠玉の投球』

コラレス投手が先制を許すも、すぐさま内田選手が反撃

2月24日、広島と楽天のオープン戦初戦が沖縄で行われた。先発は広島が薮田投手、楽天がコラレス投手。初回、両先発はともに好調に立ち上がるが、2回裏、広島打線が早速試合を動かした。

4連打で2点を先制し、押し出しでも1点。スコアは広島がリードする3対0となる。しかし4回表、楽天の4番・内田選手が、広島の高橋昴投手から右翼席に叩き込む反撃の2ラン。昨季イースタン・リーグで本塁打王に輝いた打棒を見せ付ける。

2対3と楽天が1点を追う4回裏、楽天のマウンドには2年目ながら先発ローテーション入りが有力視されている藤平投手が上がる。そしてその期待通り、田中選手や鈴木選手など、セ・リーグ覇者の主力を相手に、任された3イニングスを無安打無失点、30球で完璧に抑えた。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE